1926年創業の
英国老舗ブランドであるTANNOY社のスピーカーが入荷しました
このスピーカーの名は ” ⅢLZ ” と呼ばれるもので
直径 約25cmの同軸構造ユニットなっており
1956年に開発されて以来、
Monitor Red → Monitor Gold → HPD295と時代の需要と共に
モデルチェンジを重ねながら20年以上続くロングセラーとなりました
TANNOYの創業者であるガイ・アール・ファウンテンは
フラグシップ・モデルであったオートグラフに次いで
お気に入りのスピーカーとしてⅢLZの名を挙げております
今回入荷の品はⅢLZの中でも
一番最初のモデルとなるMonitor Red期のもので、
その中でも特徴的なセンターキャップの色から
” 飴色 ”と呼ばれる最初期の大変希少なモデルです
ⅢLZは今回のような最初期のものを除けば
決して数の少ないユニットではないのですが
四季のある日本での数十年の歳月はスピーカーにとっては
大変過酷なよう…
良いコンディションの物を選ぶことが困難になってきました
その中でも飴色期のMonitor Redは生産数もとても少ない上
まだステレオの出始め、モノラル再生が盛んだった時期のモデルな為
当時にモノラルで購入し、後にステレオ化した左右不揃いのものも多く
さらに50年以上の経年ダメージも含めればしっかりとペアで良品を確保することは
大変難しいです
オタクと呼べるほどの大の音楽好きのG.R.ファウンテン社長が
自宅でコンサートの響きをと探求したサウンド
万能ではないスピーカーですが、故に器楽や声楽などハマった音楽を鳴らした時
他でのは決して得られぬ、恐ろしいまでの気品や色気、説得力を持ったサウンドで鳴るのです
TANNOYのユニットは古ければ古いほどその説得力と色気が増します
折角のコンディションですので店頭でお客様に楽しんでもらいながら
大事に販売していきたいと思います
設置後、またご報告します!