スペイン最高峰の銘機 エルナンデス・イ・アグアド・・・
ではなくて、その門下であった
中出敏彦のアグアド・モデルを購入しました
製造年 :1970
モデル : S
トップ : 松
サイド/バック : ハカランダ
指板 : エボニー
ペグ : ホーナー
◆ 略歴 ◆
日本三代名工である中出阪蔵の次男
1932年 東京に生まれる
16歳からギターやヴァイオリンの製作を始める
1960年には独立し、自らの工房を開設する
1968年にはスペインに渡り、銘工 エルナンデス・イ・アグアドに入門
現在も現役で活躍中
当時のアグアド・コピーモデルはとても珍しかった為、思わず手が出てしまいました
新品購入した前オーナー様の話では1970年になんと30万円したそう・・・
当時のカタログを見る限りでは国内工房の多くが
20-30万円がフラグシップ・モデルの価格設定なのだからこのギターに対する自信の程が伺える
確かにパッと聴いた感じの雰囲気も、引き心地もアグアドに近いと思う
昔、日本で世界の銘器や日本の人気作家などのギターを集め
ブランドなどではなく純粋に” 音色 ”のみを評価するためのブラインドテストが
二回行われたそうでどちらもギターは見えず、順番もランダムな状態・・・
音色のみしか聴こえない中でのテストで最優秀に選ばれたのは
二度ともに中出敏彦のギターだったという逸話があります
情熱的でいながら漂い、柔らかく包み込むようなアグアド・サウンドを含みながら
いい意味でかっちりとした日本的なサウンドが基盤となっている結構好きなサウンドです
ご自宅・倉庫などに眠っているギター・楽器など御座いましたら
ぜひ買取させてくださいませ!!